History】 

1995年  FujinawaTomokoが、世田谷区奥沢(東急線緑ヶ丘駅前)に小さなジュエリーショップ&カフェ≪imaginerを建設。

ジュエリーショップ

5つ星ホテルの建設プロジェクトの中の一人のプランニングメンバーとして、地中海に浮かぶサルデニア島のホテル、LAのビバリーヒルズの歴史的ホテル、その他、香港、NY、シドニーの、ランドマーク的なホテルに滞在しながら仕事をする中で、ホテルに行き交う人々を見て、ジュエリーに強烈な関心を傾けた。そして、高額なハイジュエリーではなく、数年で飽きてしまいそうな軽いジュエリーでもない、一生大事に着け続けられる〝Value〟のあるジュエリーを買いたいと思い探し始めたが、なかなか気に入るものに出会えず、デザイナー、職人、を集めてチームを作ってコレクションづくりをスタートさせることになった。これがジュエリー制作28年のはじまりであった。とはいっても、それはプライベートでささやかな試みで、展示やショップなどについてはまったく考えてはなかった。

Fujinawaのキャリアは、80年代の終わり~90年代に、ビジネスをデザイン的アプローチで解決発展させようという当時の社会現象でもあったムーブメントの中で、当代一の海外のアーティスト、デザイナーに創作哲学についてインタビューし記事を書くことから始まった。フランスのレンゾー・ピアノ、ジャン・プルーヴェ、イギリスのノーマン・フォスター、ビビアン・ウェストウッド、音楽家のピエール・ブーレーズ、イタリアのアントニオ・チッテリオ、マリオ・ベリーニ・・数えたらきりがないが、世界を代表し、歴史に名を留めるデザイナー、アーティストの生の言葉に触れてクリエイティブの真髄に近づこうとした若き日々であった。

30年前のこの当時、パールは、礼装用の白い真珠が主流で、変形のバロックパールやカラーパールのアイテムはどのデパートでも見られなかった。エフォーレストでナチュラルなスタイルへとファッショントレンドが大きく変化していく中で発表したバロックパールのオリジナルコレクションは、カジュアルテイストを感じさせる素材、価格、デザインが注目され、1か月の内に阪急デパート、三越本店、プランタン銀座、松山三越、福岡岩田屋から出店が決まる。これがimaginerのスタートのきっかけである。

 

1997年  魅力的な宝石材料を求めて年4回の海外買い付けをスタートし、海外仕入れと製造拠点の基盤を作る。

宝石材料を計測

 

2001年  自由が丘2丁目に20坪余りのジュエリーショップ≪COUGUEを建設。

パールとダイヤモンドのジュエリーショップ

自由が丘2丁目に20坪余りのジュエリーショップをオープン。ショップ名をCOUGUE(クーゲ)とし、パールとダイヤモンドをメインに創作する。ジュエリーのフルオーダー、リフォームに本格的に取り組み、年間60個以上のオーダージュエリーを生むことになった。

FujinawaがジュエリーショップCOUGUE1000人余りのオーダー・リフォームジュエリーを受注制作してきた長い年月、いつも心にあった創作の信条は、他人のコピーは作らない、過去の様式を繰り返さない、エイジレス・タイムレスな普遍性を探求する、というものだった。結果として、シンプルで気品を追求し、着けたスタイルが〝現代〟を体現することが一貫したブランドコンセプトとなっている。

 

2014年  「日常にも着けるラグジュアリーダイヤモンド」をコンセプトに、手と一体化し、飛び出さない、引っかからないデザインのカジュアルな服にもマッチする≪1カラットダイヤモンドコレクション≫ をペニンシュラホテルで発表。

リング

 

2022年  メンズジュエリーコレクションCPCをonline shopでスタート

リングを着用している男性

28年前のCOUGUEのスタートから5年遅れて始まった、メンズジュエリーのコレクションを今再び眠りから呼び起こし、男だから、女だからという固定概念に縛られないジェンダーフリーのデザインコレクションを2022年に第2章として新たにスタートします。

1990年台に私たちが発信した当時は男性のジュエリーに抵抗のある人も少なくなかったです。

しかし、つややかなパール、ダイヤモンドの輝きそれはもう女性だけが独占する時代ではなくなっています。

もちろん一部の自由でクリエイティブな職種の男性に限られたものでもありません。

ダイナミックで個性的なフォルムのジュエリーアイテムを性別、世代のボーダーを超えて発信していきます。